「非日常空間」をつくるために、日々、色々なことを考える。そのためのヒントはお客様、そしてスタッフ同士のコミュニケーションにある、と気付いた。
大学1年生の時に求人を見つけたことがきっかけでアルバイトし始め ました。選んだ理由は「時給が高かったから」。もともとカラオケファ ンタジーのことは、友人と良く出かけていたこともあって知っていたん です。その時から、店員さんの接客がとてもいいという印象を持って いました。そんなこともあって、時給のことだけではなく、「接客を磨 きたい」という意識があったことも選んだ理由のひとつです。大学の 4年間をアルバイトで過ごし、とても楽しかったので「このまま、ここ でやってみたい」と強く感じて、入社することにしました。1年半ほど 社員として働いた後、店長になりました。
私は、基本的にフロントに立っていることが多いです。それは、お客 様の一番近くで接客することができるから。「来てよかったよ!」とか「楽 しかった!」と言ってもらえることって、究極に嬉しいことだな、って。 お客様と会話をする中では、為になるアドバイスをいただけることも あります。「こういうサービスがあったらいいな」とか。立場上、企画 を色々と考える立場なので、「どんなことをすれば喜んでいただけるか」 を考えるのですが、そういった上で、お客様のリアルなご意見は、と ても勉強になります。カラオケファンタジーで働いてからは、お客様と 会話することの大切さや楽しさを、すごく実感しました。
カラオケファンタジーのコンセプトは「現実空間を忘れられるような空 間」。ほかのカラオケ店にはないような、非日常的な空間を目指してい るんです。現実世界の「疲れたな」、「嫌だな」っていうネガティブな 気持ちを、吹き飛ばせるようなところであるように、日々、色々なことを 考えています。そのために心がけていることは、勤務中のスタッフとの コミュニケーションです。「最近どう?」、「何かわからないことはある?」 など、他愛もない会話でも積極的にするようにしています。コミュニケー ションを取りやすい環境を作ることで、「○○をやってみたい!」という 意見がとても言いやすくなります。「やれ」と言われたことより、自分た ちが考えたことをやる方が、やる気が出る。これからもどんどんお客様 のために新しいことをやって行くことが、大事だと思っています。